2020年のガートナー社 デジタルエクスペリエンスプラットフォーム分野のクリティカル・ケイパビリティについてーLiferayの見地からー
ライフレイは、ガートナー社のデジタルエクスペリエンスプラットフォーム*分野についての2020年クリティカル・ケイパビリティにおける、B2B、B2Eのユースケースにて最高製品スコアを獲得しました。
ガートナー社のクリティカル・ケイパビリティ・レポートとは
ガートナー社のマジック・クアドラント、クリティカル・ケイパビリティのレポートは、テクノロジー・プロバイダーにとって重要な役割を果たしています。ガートナー社は、クリティカル・ケイパビリティ・レポートについて、「競合する製品・サービスを、ガートナー社が特定した重要な差別化要素に照らし合わせて評価する比較分析です。多様なユースケースに最適な製品・サービスをお客様に提示して、ベンダーを絞り込む際に検討すべき製品・サービスについて実用的なアドバイスを提供」するものと定義しています。つまり、マジック・クアドラントは、製品カテゴリ全体で「ビジョンの完全性」および「実行能力」の2軸からベンダーを全体的に評価し、総合的な見解を提供します。一方、クリティカル・ケイパビリティは、特定のユースケースに関するベンダーのケイパビリティに注目します。
ライフレイと弊社のお客様にとって、デジタルエクスペリエンスプラットフォームにおけるクリティカル・ケイパビリティ・レポートは、他のレポートと一線を画しています。本レポートでは、B2C (Business to Consumer)、B2B (Business to Business)、B2E (Business to Employee)といった3つの主要なユースケースにわたって、デジタルエクスペリエンス領域を分析しています。
そのB2BおよびB2Eにて、評価対象とされたベンダーのうち、ライフレイが最高スコアを獲得しました。また、ライフレイは、10回連続でガートナー社 デジタルエクスペリエンスプラットフォーム分野のマジック・クアドラントにおけるリーダーの1社としても位置付けされています**。
B2BおよびB2Eにおいて最高スコアを獲得
ライフレイは、2004年の創業以来、お客様に有意義なサービスを、また、パートナー企業や従業員にエクスペリエンスを積極的に提供することに尽力してきましたが、業界を取り巻く環境は大きく変化しています。最近の動向で最も注目すべきは、ソフトウェア大手企業のIBMとマイクロソフトの離脱です。CMSWireスタッフレポーター Dom Nicastro氏は、DXPのマジック・クアドラントについて、下記のように述べています。「IBMの取消はほぼ予想どおりでした。IBMは、デジタルエクスペリエンスソフトウェアの大部分を2度に分けて2018年にHCL、2019年にCenterbridgeへと売却しました。」また、旧WebSphereポートフォリオに関しては、HCLがどのように計画しているかはまだ分かっていません。
マイクロソフトは、クラウドホスティング市場において、アマゾンやグーグルとの覇権争いにますます重点を置いているため、ポータルとイントラネットスペースをおろそかにし始めています。これを象徴しているのが、SharePoint 2010の2020年10月サポート終了(EOL)です。CMSWireのレポーター David Roe氏によれば、「SharePoint 2010は、マイクロソフトがこれまでリリースしたエディションで最も成功を収めたものの1つ。EOLとは、これ以上のアップグレードがなく、セキュリティパッチも配布されないという意味であり、2010版の信頼性が低下し、それを使い続ける企業にリスクをもたらす」ということです。ユーザー企業は、SharePointの最新版もしくはSharePoint Onlineに自由に移行できますが、SharePointデプロイのカスタマイズに多額の投資をした企業にとっては痛手となります。
これに対し、ライフレイは、B2BおよびB2Eのユースケースを積極的に提示して、 新しい機能を提供し続けています。そのうちのいくつかを以下にご紹介します。
- カスタマイズ自在なテーマ、ページ、レイアウト、アプリケーションでブランディングを自由にコントロール。Liferay DXPにより、開発者は、ページとアプリケーションのルックアンドフィールに影響を与えるサイトテーマを作成できます。Liferay DXPのコンテンツページでは、担当者が、会社が要望するルックアンドフィールをコーディングやミラーリングすることなく、作成済みのフラグメントを使用して、ページをカスタマイズできます。
- ブログ、Wiki、メッセージボード、フォーラム、連絡先、カレンダーなどの様々なソーシャルツールやコラボレーションツールに対応。すべてのモジュールをシームレスに統合します。タグ付け、ランク付け、一般的なメタデータ、メンション、RSS機能、ソーシャルブックマーク機能を備えています。
- 堅牢で、きめ細かな権限モデルで、管理者は、簡単に個々のユーザーやユーザーグループにアクセス権を付与したり、機密データへのアクセスを制限できます。アクセス方法は問いません。
- SAML 2.0またはOpenID Connectを使用したフェデレーションSSOのサポートおよびOpenAM、Siteminder、CAS、 Shibboleth、Kerberosなどの一般的なSSOシステムによる認証。Liferay DXPの拡張可能な認証パイプラインにより、ほぼすべてのSSO構成とベンダーをサポート可能です。
さらに、ライフレイが作成したすべての機能は、強力な連携力や他のシステムとの相互運用性を軸に展開されています。Liferay DXPでは、LiferayのWebサービスをSOAP、JSON、XML、REST、およびGraphQLといった様々なフォーマットで公開することが可能です。ライフレイは、長年にわたって、この充実した機能と組み合わせた連携力と相互運用性に注力してきました。これによって、ガートナー社のデジタルエクスペリエンスプラットフォーム分野についての2020年クリティカル・ケイパビリティにて、B2B、B2Eにおける最高製品スコアの獲得に至ったと信じています。
*ガートナー “Critical Capabilities for Digital Experience Platforms”、執筆者:Irina Guseva, Gene Phifer, Mike Lowndes, 3 February 2020.
**ガートナー “Magic Quadrant for Digital Experience Platforms”、執筆者:Irina Guseva, Gene Phifer, Mike Lowndes, 29 January 2020.
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本グラフィック素材は、膨大な調査資料の一環として、ガートナー社によって公開されたものであり、全資料の内容に照らして評価すべきものとなります。ガートナー社の資料は、ご要望に応じてライフレイより提供させていただきます。